中間搾取と最適化の為の投資の違いは?

http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1735012を読んでつらつらと考えた事
日本ユニセフ協会が最貧国へ子供たちの支援の為の募金を無駄な事に使っているので日本ユニセフ協会への募金をやめましょー赤十字の方が良いよ、と言う記事

日本ユニセフ協会への募金に反対します

一円でも多くの現金が必要な「最貧国の子ども達への募金」を
ダイレクトメールの費用や高額な宣伝・光熱費として使い込んでしまう組織への募金に反対します。
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1735012

この部分には同意
人々から善意で得た寄付金を不必要な運用費に当てるのは確実に悪

Webというのは、「中間搾取を行う組織をバイパスする」為の強力な能力を持つのです。募金は必要ですが、中間搾取は取り除かなければなりません。
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1735012

国際連合児童基金から「UNICEF親善大使」に任命された黒柳徹子は、日本ユニセフ協会とは別に口座を設け[7]、国際連合児童基金向けの寄附金を募っている。黒柳と交流のあるテレビディレクターの田川一郎によれば、黒柳は「頂いた募金は一円も無駄にしないで現地に届けたい」[8]との思いから、日本ユニセフ協会とはあえて一線を画して行動しているのだという。さらに、寄附金の受付窓口を日本ユニセフ協会に一本化するよう持ちかけられても、黒柳は前述の意向から拒否しているという
日本ユニセフ協会 - Wikipedia

Wikipediaにも同じ意の記述もあるし日本ユニセフ協会の非効率性(と言うより寄付金の経路の迂回に依る非効率性)に関してはそうなのだと思う(wikipediaの特性と一般の人への日本ユニセフ協会の真実を周知するという編集者の意図を差し引いてもそう取るのが自然だと考える)

私達が求めているのは「一円でも多くのお金を現地に送る事」です。

だが俺はこの箇所に対してのみ全面的に賛成する事が出来ない
日本ユニセフ協会に関する事例を元に「一円でも多くのお金を現地に送る事」の是非を考えるのならばその通りであると思う
俺は募金やそれを取り扱う組織の現状について無知なのでそれらの組織における内情を元に考えれば、援助組織においては「一円でも多くのお金を現地に送る事」のみが実質的な援助組織の評価を下すための唯一のパラメーターである、という段階なのかもしれない
(それこそ日常レベルの物理現象を相対性理論を用いて解こうとするような神経質な阿呆な突っ込みであるとも思う)
寄付で集めたお金を現地に送らず非効率的な運営費に回している組織を批判するための適した文章でもあるとも考える
前後の文脈から切り離さずに読めばそう思う


が、原理的に考えればそうじゃない
その言葉は「一円でも多くのお金を現地に送る事」すらしていない下を批判とともに「貧困国の人々の豊かさを最大限に上昇させるための手段の考案と実行に最適な費用を使用している」上に対する言葉にもなると思う

関係あるかどうか分からなけど思い出したので貼っておく
中間搾取の話で連想
JASRACがアーティストから搾取しているという誤謬 - P2Pとかその辺のお話@はてな
慈善活動の効率性で連想
負けず嫌いの慈善 - アンカテ